
【50代からの生き方とお金リデザイン】
第1回:お金と生き方の整え方|50代からのリスタート
― 人生後半を“整える・守る・楽しむ”ために ―
はじめに
「老後資金、ちゃんと足りるのかな?」「このままの働き方でいいのかな?」
50代を迎えると、ふとそんな問いが浮かぶことがあります。
でも、ここからの人生は“守る”だけではなく、“創り直す”ことができる時期です。お金を見直すことは未来を安心に変えるだけでなく、これからの10年を自分らしく生きる力を取り戻すチャンスでもあります。
1. 50代は「お金と生き方のリセット期」
【ポイント】ライフイベントとお金の流れを整理することが、心の整理にもつながります。
・子どもの独立、教育費の終了
・住宅ローンの完済、または住み替えの検討
・親の介護や相続への備え
・自分の健康、働き方の見直し
50代は支出と収入のバランスが大きく変化する時期。ここで家計を一度リセットし、「これから何に時間とお金を使いたいか」を見直すことで、人生の軸が明確になります。
2. 老後資金の平均と見直しのポイント
【データ出典:金融広報中央委員会(2024年)】
・夫婦世帯の平均生活費:月26〜28万円
・単身世帯:月15〜17万円
・老後の備え平均額(60代前半):2,000〜2,300万円
ですが、FPの視点から見ると“老後資金2,000万円問題”は数字の話ではありません。大切なのは「どんな暮らしをしたいか」です。旅行や趣味、家族との時間など、“生き方”から逆算することが、最も無理のない資金設計につながります。
【アクション】
- 家計簿アプリなどで固定費を可視化する
- 公的年金の「ねんきん定期便」で将来の受取額を確認
- 退職金の使い道を“生活費・備え・楽しみ”に3分割して考える
3. 働き方・暮らし方を再設計する
【ポイント】お金の不安は、“行動”で小さくできる。
50代は、まだまだキャリアを活かせる時期です。
- 収入を増やす選択肢:再雇用・副業・フリーランス・年金の繰下げ受給
- 支出を減らす選択肢:住宅ローンの繰上げ返済・サブスク整理・車の維持費見直し
- 暮らしを豊かにする選択肢:ボランティア・地域活動・オンライン学び直し
数字を整えることと同時に、「これから何を大切にして生きたいか」を考えることで、心のバランスも取り戻せます。
4. まとめ|これからの10年をデザインする
お金を整えることは、未来を守ること。生き方を整えることは、心を満たすこと。
50代は、過去を振り返るよりも“これから”に焦点を当てるタイミングです。
今日、少しだけ時間をとって「10年後の自分年表」を書いてみませんか?
未来の安心は、“考える時間”から始まります。
有限会社オールバーグでは、FP視点で「お金の見直し」と「生き方の再設計」をサポートしています。家計の棚卸しから、キャリア・住まい・老後のプランまで、あなたの未来を一緒にデザインしていきましょう。
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