エレベーターに乗った女性が、後ろから来る人を待つか先に行くか迷う様子を表したイメージ

こんなとき、どうする? #04|エレベーター、後ろから人が来ている。待つ?先に行く?

エレベーターに乗ったら、人が来ている

エレベーターに乗って、「閉」ボタンを押そうとしたとき。少し離れたところから、人が歩いてくるのが見えました。

こんなとき、あなたならどうしますか。

  • 「開」ボタンを押して待つ
  • 相手の様子を見て決める
  • そのまま先に上がる

「待ってあげた方が親切」と思う人もいるでしょう。でも私は、マンションのエレベーターでは少し迷うことがあります。

「お先にどうぞ」と言われることがある

マンションのエレベーターは、それほど広くありません。知らない人と二人きりになると、思った以上に距離が近くなります。

私自身、後から来た人を待とうとしたときに、「お先にどうぞ」と言われたことが何度かあります。

最初は、単に譲ってくださったのかなと思っていました。でも何度か経験するうちに、別の理由もあるのかもしれないと思うようになりました。

知らない人と狭いエレベーターに一緒に乗りたくないのかもしれない。自分が何階で降りるのか、つまり住んでいる階を知られたくないのかもしれない。

もちろん、本当の理由は分かりません。だからこそ、「待ってあげることが親切」と決めつけるのも違うのかな、と思うようになりました。

私は、相手の様子を見る

今は、後ろから人が来ているからといって、慌てて「開」ボタンを押すことはありません。

相手がこちらを見ていたり、乗ろうとして足を速めたりすれば待ちます。でも、こちらを見ていなかったり、急ぐ様子がなかったりすれば、そのまま先に上がることも多くなりました。

相手がどうしたいのかは、こちらには分かりません。それでも、こちらを見ているか、歩く速さが変わったかなど、ほんの少し様子を見ることはできます。

私は、それを見てから決めるようになりました。

「待つ」だけが思いやりとは限らない?

エレベーターを待つか、先に行くか。ほんの数秒の判断ですが、考えてみると、いくつもの基準があります。

相手を待たせたくないという気持ちもあれば、狭い空間を一緒に使うことへの距離感もあります。住んでいる階を知られたくないという人もいるかもしれません。

さらに、自分が急いでいるか、すでにほかの人が乗っているかによっても判断は変わるでしょう。

同じ「配慮」でも、待つことが配慮になる場合もあれば、先に行くことが配慮になる場合もあります。

自分が親切だと思うことと、相手が望んでいることは、いつも同じなのでしょうか。

あなたなら、どうしますか?

マンションのエレベーターに乗ったところで、後ろから人が歩いてきています。

あなたは「開」ボタンを押して待ちますか。それとも、そのまま先に上がりますか。

そして、そのとき何を基準に決めていますか。

相手との距離でしょうか。こちらを見ているかどうかでしょうか。すでに乗っている人への配慮でしょうか。それとも、なんとなく「待ってあげた方がいい」と感じるからでしょうか。

いつもなら何気なく過ぎてしまう、ほんの数秒。

次に同じ場面になったとき、自分が何を見て、何を基準に決めているのか。少しだけ意識してみると、自分なりの「配慮のしかた」が見えてくるかもしれません。

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投稿者プロフィール

秋吉美和
秋吉美和
有限会社オールバーグ代表。企業・学校で27年以上、延べ1万人以上の人材育成に携わる。「人生の判断に、納得を。」をテーマに、自分で考え、納得して判断するためのヒントを発信しています。