宮崎への出張で神社に立ち寄り、仕事のプロセスを楽しむ働き方を表現したイメージ

暮らしの中の引っかかり ~人との間で疲れる理由~
第5回 せっかくだから、寄って帰ろう。

宮崎へ仕事で行ったときのことです。

車で向かう道中、私は「せっかくだから、寄って帰ろう」と思っていました。仕事が終わったら神社にお参りして、温泉に入り、本場のチキン南蛮を食べて帰りたい。その土地まで来たのだから、その土地の空気を感じて帰りたいと思っていました。

一方、一緒に行った人は違いました。

「仕事なんだから、余計なお金は使わずに、さっさと帰ればいい。」

そう言われて、少し驚きました。

同じ仕事でも、大切にするものは違う

もちろん、仕事はきちんと終わらせることが一番です。

でも私は、移動する時間も、その土地で過ごす時間も大切にしたいと思っています。初めて訪れる神社や、地元の人が通う温泉、その土地でしか食べられない料理。そうした経験は、講演で紹介する話になったり、お客様との会話につながったりします。

その土地の空気に触れたり、地元の人が大切にしているものを知ったりすることも、私にとっては仕事から得られる大切な学びです。

仕事と遊びを混ぜているつもりはありません。

私は、仕事をするときは、そのプロセスも楽しまないともったいないと思っています。

「せっかくだから」は私らしさ

私は昔から、「せっかくだから」という言葉をよく使います。

せっかくここまで来たのだから。せっかく会えたのだから。せっかく挑戦するのだから。

少し遠回りでも、その時間を楽しみたいと思っています。

もちろん、効率を大切にする人もいます。時間を優先する人もいます。

どちらが正しいという話ではありません。

ただ、自分が何を大切にしているのかは、人それぞれ違うのだと思います。

自分の判断基準を持つ

宮崎からの帰り道、改めて思いました。

私は、結果だけではなく、その過程も楽しみたい。「せっかくだから」という何気ない言葉には、自分でも気づいていなかった、自分なりの判断基準が表れていたのかもしれません。

人は、それぞれ大切にしているものが違います。

だから私は、自分の考えを相手に押しつけることも、相手の考えを正解だと決めつけることもしないようにしています。

そんなことを考えながら、宮崎をあとにしました。


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投稿者プロフィール

秋吉美和
秋吉美和
有限会社オールバーグ代表。企業・学校で27年以上、延べ1万人以上の人材育成に携わる。「人生の判断に、納得を。」をテーマに、自分で考え、納得して判断するためのヒントを発信しています。