
第1回:肩書きがなくなった私から始まる、新しい物語
れまで、誰かのために頑張ってきた。 家庭のため、子どものため、親のため、仕事や職場のため。
でも、ふと立ち止まったとき、自分自身のことがよく分からなくなっていた。
- 子どもをようやく学校に出したと思ったら、今度は親の介護。
- 離婚や再出発で、経済的な不安を抱えながらの暮らし。
- 健康やメンタルを崩して、思うように働けなかった。
順調とは言えなかった人生。 それでも、「このまま終わりたくない」「もう一度、自分として生きたい」 そんな気持ちが芽生えたあなたに向けて、このシリーズを届けます。
これは、“ゼロから始める人生リブランディング”の物語です。人生リブランディングとは、肩書きや役割を失ったあと、“私らしい生き方”をもう一度築き直すこと。
それでも、思うようにはいかない現実のなかで
私たちはよく、「子育てが終わったら落ち着ける」「50代になったら少し自分の時間が持てる」 そう思いながら走ってきたかもしれません。
でも実際には、子どもが巣立つと同時に、今度は親の介護が始まり、▶ 育児・介護と仕事の両立(厚生労働省)
仕事では非正規やパートなど不安定な立場のまま年月が過ぎ、 気づけば「もう若くない」と自分に言い聞かせていた。
社会の変化、制度の複雑さ、家庭の事情。
再出発したい気持ちがあっても、現実的な不安が山積みで、 「やりたいこと」よりも「できること」「我慢できること」を優先してしまう。
そんな風に感じているあなたにとって、 このシリーズが「自分の人生を取り戻すきっかけ」になればと願っています。
「肩書きがない私」から始まる
- ずっとパートで働いてきたけれど、職場がなくなった。
- 肩書きも名刺もない生活に、自信を失った。
- 「もう若くないし…」という言葉を、無意識に自分に言い聞かせていた。
でも、人生に遅すぎることはありません。
社会が求める役割ではなく、「私はどう生きたいか」を起点に、人生を再構築することは誰にでもできます。
リブランディングとは何か?
リブランディングとは、過去を否定することではありません。
うまくいかなかったこと、失敗や迷い、ブランクや苦しみ。
それらを含めて、「今の自分」が持っている価値を見つけ直すプロセスです。
- どんなときに心が折れそうだった?
- それでも続けられた理由は?
- 誰かに頼られた経験、感謝された瞬間は?
あなたの中にあるストーリーは、きっと誰かの力になります。
たとえ順調なキャリアがなくても、家庭や地域のなかで奮闘してきたこと、
病気や孤独の中でも何とかやってきたことは、
あなたの人生にしかない大切な“資産”です。

こんな人に届けたい
- パート・契約・非正規で働いてきたけれど、今後が見えない人
- 離婚やシングルライフ、介護をきっかけに立ち止まった人
- 働き方や役割が変わり、「もう一度自分を取り戻したい」と思っている人
このシリーズでは、「順調ではなかった人生」だからこそ見えてくる価値に光をあて、
「好き」や「得意」に気づき、
小さくても「私らしい表現」を再構築していくヒントをお届けしていきます。
次回予告
第2回では「人生の棚卸し|経験を資産に変える方法」についてお届けします。
今までの人生に「意味があった」と思える瞬間を、一緒に見つけていきましょう。
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