
あなたの想いをカタチに|Kindle出版シリーズ
第3回:Kindle出版の構成づくり入門|初心者でも迷わない目次と章立ての基本ステップ
Kindle出版で大切なのは「読みやすさ」
どんなに素晴らしい内容でも、構成がバラバラだと伝わりにくくなってしまいます。
Kindle出版では、「目次」や「章立て」がそのままAmazonの目に触れる部分になるため、
読者にとっての“第一印象”にも大きく関わってきます。
だからこそ、今回のテーマは「構成づくり」。
初心者でも迷わず進められるように、基本ステップをお伝えします。
そもそも、構成から始めるべき?
「さあ書こう!」と思ったとき、多くの人がいきなり構成を考えようとして、手が止まってしまいます。
実は、最初から構成を練り込む必要はありません。
まずは、「書きたいこと」を思いのままに書き出してみることが大切です。
✍️ たとえば:
- 経験談や感情を箇条書きにしてみる
- 書きたいエピソードをざっくりメモにする
- モヤモヤしたまま書きながら整理する
一度、頭の中の材料を“外に出す”ことで、
「何を伝えたいのか」「どんな順番がよさそうか」が見えてきます。
そこから“構成”を整えていくと、自然で無理のない流れになります。
では、書きたいことが出てきた後にどんなステップで構成を整えればよいか、次から見ていきましょう。

ステップ1:メインメッセージをひとことで表す
まず最初に考えたいのは、
「この本を通じて、読者に何を持ち帰ってほしいか?」ということ。
これは、言い換えれば「あなたの伝えたいこと=メインメッセージ」です。
たとえば:
- 「50代からのキャリアの作り方を伝えたい」
- 「育児で悩んだ経験を共有したい」
- 「一歩踏み出す勇気を届けたい」
この一文が決まれば、構成の軸がブレにくくなります。
ステップ2:読者の疑問や流れに沿って章を分ける
メッセージが決まったら、次に考えるのは「章立て」です。
ポイントは、「読者の知りたい順番」「理解の積み上げ順」を意識すること。
章立ての例(副業初心者向けの本なら):
- なぜ副業を始めたのか?(きっかけ)
- どんな準備をしたか(必要なこと)
- 実際にどう始めたか(体験)
- 続ける上で工夫したこと(実践)
- 今だからこそ伝えたいこと(まとめ)
ヒント:読者の「最初の疑問」から順に考えると、自然な構成になります。
ステップ3:それぞれの章に小見出し(サブタイトル)をつける
章が決まったら、それぞれに「何が書かれているのか」が伝わる小見出しをつけてみましょう。
これは読者にとっての“目次”にもなり、読みやすさ・理解のしやすさがぐんとアップします。
たとえば:
- 第1章 私が副業を始めた理由|育児と仕事の両立に限界を感じて
- 第2章 時間もお金もない中で見つけたスキマ時間戦略
- 第3章 最初の1円を稼ぐまでにやったこと
タイトル+補足の形で、自然と読者の興味を引く構成に。
Kindle出版 実例紹介:note連載 → Kindle出版 のメリット
実際に私自身も、「占いに振り回されず、人生に活かす方法」をテーマにnoteで連載しながら、Kindle出版を目指しています。
私は占い師ではありませんが、20年以上にわたりさまざまな占いを受けてきました。
その中で、占いとの関わり方に悩んだ時期もありましたが、試行錯誤の中で「活用する視点」に気づいたのです。
今の仕事とは直接関係ありませんが、この経験が、同じように悩んでいる誰かの役に立つかもしれないと思い、noteでの発信を始めました。
「経験そのものが財産になる」と信じて書き続けています。
note連載 → Kindle出版 の3つのメリット:
- 一度に書かなくていい
- noteは1記事1,000〜2,000字でもOK。週1回の投稿でも、少しずつ積み重ねていけます。
- 読者の反応を見ながら構成を練れる
- 「どの話題が響くか」「どこで共感が生まれるか」を確認しながら進められます。
- 書く習慣が自然と身につく
- 書くことに慣れていない人でも、続けるうちに文章力がアップし、書くハードルが下がります。
- 書くことに慣れていない人でも、続けるうちに文章力がアップし、書くハードルが下がります。
実際に進めている構成例:
- 第1章 「占いって怖い?」から抜け出すための考え方
- 第2章 自分に合った占いの選び方と使い分け
- 第3章 占いを受ける前に準備しておくこと
- 第4章 占い結果をどう解釈し、どう行動に移すか
- 第5章 占いの頻度と活用のタイミング
- 第6章 占い師との関係性を築く方法
- 第7章 占いを“人生の力”に変える7つのステップ
noteで書きながら、「これを章にできそう」「この順番のほうが伝わりやすいかも」と
都度見直すことで、構成の柔軟性が高まり、初心者でも無理なくKindle本の形に近づけていけます。
まとめ:3ステップで「構成の型」を作る
ここまでのステップを振り返ると、Kindle出版の構成づくりは次の3つの流れで整理できます:
- メインメッセージで伝えたいことを定める
- 章立てで読者の理解の流れを設計する
- 小見出しで各章の内容を明確に伝える
この流れを「読者に手渡すガイドマップ」として考えることで、
自分の言いたいことがより伝わりやすく、読者にも優しい構成になります。
迷ったときは、話しかけるように文章を組み立ててみてください。
構成に迷ったら「話しかけるように書く」
どうしても構成がまとまらないときは、
「もし今、目の前に読者がいたらどんな順番で話すか?」と想像してみてください。
つまり、文章にも会話と同じ“流れ”があると理解しやすくなります。
たとえば、話がいきなり飛ぶと相手はついていけなくなるように、文章でも段階的な展開が求められます。
次回予告:出版後のプロモーション戦略|知らなかったでは済まされない!
出版後のプロモーション戦略は、Kindle出版成功のカギを握る重要なフェーズです。次回はこの「出版後のプロモーション戦略」をテーマに、読者に届けるための具体策や、知っておきたい基本の流れを解説します。
次回は、書いた本をどうやって読んでもらうか?
「出版後にやるべきこと」「届ける工夫」についてお届けします。
あなたの一冊が、より多くの人の手に届くように。
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