Kindle出版を「仕事」に変える設計図
第1回 Kindle出版は「ゴール」ではない― 出しただけで終わる人が見落としていること


このシリーズでは、Kindle出版を「出すこと」そのものではなく、
出版をどのように使い、仕事や信頼につなげていくかという視点から整理していきます。

書き方や操作方法ではなく、

  • 出版の位置づけ
  • 活かし方の設計
  • 判断の基準
    に焦点を当てた、有限会社オールバーグの実務視点による連載です。

はじめに

Kindle出版に興味を持つ方が、ここ数年で一気に増えました。
「自分の経験を本にしてみたい」
「何か形として残したい」
そんな思いから、出版を検討される方も少なくありません。

一方で、実際に出版されたあと、
こんな声を聞くことも増えています。

  • 出版したが、その後どう活かせばいいかわからない
  • 本は出たが、仕事や信用にはつながらなかった
  • 達成感のあと、次に何をすればいいのか迷っている

Kindle出版は、確かに大きな一歩です。
しかし――
出版そのものを「ゴール」にしてしまうと、何も残らない
というケースがあるのも事実です。

このシリーズでは、
Kindle出版を「出すこと」ではなく
「どう使うか」から考える視点をお伝えしていきます。


Kindle出版は、本当に「ゴール」なのか

多くの方が、無意識のうちに
「本を出すこと=到達点」
と考えています。

しかし実務の現場で見てきた限り、
Kindle出版はゴールではなく、起点です。

  • 本を出す
  • 著者になる
  • 実績ができる

ここまでは「結果」であって、
価値が生まれるかどうかは、その後の使い方次第です。

出版は、
・名刺になることもあれば
・信用の裏付けにもなり
・仕事につながる入口にもなります。

一方で、
「出しただけ」で止まってしまえば、
単なる自己満足で終わってしまうこともあります。


出版しても「何も残らない」ケースとは

では、なぜ出版しても何も残らないのでしょうか。
よくある共通点があります。

① 出版の目的が曖昧

  • なぜ出すのか
  • 出したあと、どうしたいのか
    これが整理されていないまま進んでいる。

② 読者が想定されていない

  • 「誰に読まれる本なのか」が不明確
  • 結果として、使い道が見えなくなる。

③ 出版後の導線を考えていない

  • ブログやサービスとつながっていない
  • 本が孤立した存在になっている。

これらは、
文章力や努力不足の問題ではありません。
「使う前提で設計していない」ことが原因です。


Kindle出版を「使う」とはどういうことか

では、
「Kindle出版を使う」とは、どういうことでしょうか。

それは、
出版後の自分の立ち位置を、あらかじめ設計しておくことです。

たとえば――

  • 専門性を説明するための一冊として使う
  • 相談や研修につなぐための信頼材料にする
  • 自分の考え方を整理し、発信の軸にする

このように、
出版を“役割のあるツール”として位置づけることで、
本は初めて力を持ちます。


出版前に考えるべき、たった一つの問い

このシリーズで、繰り返し扱っていく問いがあります。

「この本は、何のために存在するのか」

売上ではありません。
評価でもありません。
ましてや「夢」や「憧れ」でもありません。

  • 誰に
  • どんな場面で
  • どんな役割を果たすのか

これを言葉にできるかどうかで、
出版の意味は大きく変わります。


まとめ

Kindle出版は、
出すこと自体が価値なのではありません。

  • 出版をどう位置づけるか
  • 何につなげるのか
  • 自分の仕事や人生に、どう組み込むのか

そこまで考えて初めて、
Kindle出版は「資産」になります。

次回は、
「Kindle出版で、実際に何が残るのか」
――本・実績・信頼・仕事の違いについて、
具体的に整理していきます。


関連シリーズのご案内

 ※ Kindle出版に関する過去記事を現在整理しています。
  まとめページは準備中のため、完成次第こちらからご案内します。

  • 想いをカタチにする|Kindle出版シリーズ(シリーズまとめ)
  • Kindle出版・実践編(シリーズまとめ)

投稿者プロフィール

miwa
miwa