
あなたの想いをカタチに|Kindle出版シリーズ
第4回:出版後のプロモーション戦略|読者に届ける工夫とは?
「Kindle出版の“その後”」が成功のカギ
本を出すことがゴールだと思っていませんか?
実は、出版してからが本当のスタートです。
せっかく時間をかけて書いた本も、「存在を知られていない」だけで読まれないのは、もったいないですよね。
今回のテーマは「出版後のプロモーション戦略」。
誰に、どうやって届けるか。
あなたの一冊を“必要な人に手渡す”ための工夫を、具体的にご紹介します。
よくある誤解:「出せば勝手に売れる」?
「Amazonに出せば、見つけてもらえるんじゃない?」
そう思っている人は意外と多いかもしれません。
しかし実際には、Kindle本は毎日何百冊も出版されており、
よほどの人気作家でもない限り、「放っておいて売れる」ことはほとんどありません。
⇒だからこそ大切なのが、「届ける工夫」です。
読者に届けるための3つの基本戦略
① 自分の媒体で発信する
まずは、自分の持っているSNSやブログ、メルマガなどで発信を始めましょう。
たとえば:
- Instagramで印象的な言葉を投稿
- X(旧Twitter)で出版背景や思いを語る
- ブログで裏話や書ききれなかったエピソードを紹介
「どんな人が」「どんな思いで」書いたのかを知ることで、
読者との距離がぐっと近づきます。
さらに、これらの発信は読者との接点づくりにもつながります。
⇒ 書いた人の人柄が伝わることで、「読んでみたい」と感じてもらいやすくなります。
② 読者との接点を増やす
次に重要なのは、読者との接点をどう作るかです。
- 無料キャンペーンを活用して一気に読者数を増やす
- 感想を書いてくれた人にお礼メッセージを送る
- Kindle Unlimited(読み放題)に登録してもらう
たとえば、出版直後の3日間だけ無料に設定することで、短期間にダウンロード数を増やすことができます。
この方法で、フォロワーの少ない著者でも200DLを超えるケースもあります。
⇒ちょっとした接点の積み重ねが、口コミや紹介につながります。
一方で、注意したいのが「宣伝ばかりになってしまうこと」。
発信内容が“売り込み”に偏ると、読者に敬遠されてしまうことも。
⇒ 読者との対話を意識した丁寧な姿勢が、信頼につながります。
③ キーワードとカテゴリ選びを戦略的に
さらに、見落としがちなポイントとして「キーワード設定」と「カテゴリ選び」があります。
実はこの2つが、検索結果やランキングに大きな影響を与えます。
たとえば:
- 「起業」「子育て」「介護」などのテーマは競合が多い
- 「地方起業」「子育て 40代」「介護と仕事の両立」などに絞り込むと、見つけられやすくなる
⇒読者が検索しそうな言葉を選ぶ工夫が、見つけてもらうカギになります。

気になる話題:「Amazonランキング1位」のからくり
「Amazonランキング1位」と聞くと、「すごい本なんだ!」と思いがちですが、実はこのランキングにはからくりがあります。
● ポイントは「期間」と「カテゴリ」。
- ランキングは1時間ごとに更新される
- カテゴリは細かく分かれているため、競合が少ない分野なら少ない販売数でも1位を取れる
☑ 短期間に集中してダウンロードされれば、1位になることも可能なのです。
⇒ ランキング1位は「意味がない」のではなく、「見せ方のひとつ」。
話題づくりや信頼の獲得に活用すれば、次のステップにもつながります。
ただし、「1位でなければ意味がない」と思う必要はまったくありません。
● 大切なのは、“本当に読んでほしい人に届くこと”です。
まとめ:あなたの本は「届けてこそ」意味がある
出版とは、あなたの言葉を誰かに届ける手段。
そしてプロモーションとは、その届け方を工夫する手段です。
- 自分で発信する
- 読者と関わる
- 検索・発見の導線を設ける
⇒ こうした工夫があるからこそ、あなたの本が「埋もれない」一冊になります。
情熱を込めて書いた一冊を、必要な人にきちんと届けましょう。
次回予告:あなたの本を“カタチ”にする|オールバーグのKindle出版サポート
次回は、「Kindle出版を始めたいけど一人では不安…」という方のために、
有限会社オールバーグが提供するサポート内容をご紹介します。
「あなたの想いを、カタチにする」
その一歩を、わたしたちが伴走します。
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