
あなたの想いをカタチに|Kindle出版シリーズ 第2回:“何を書けばいいの?”から始まる出版の一歩
Kindle出版で多くの人が最初に迷うこと
「出版してみたいけど、何を書けばいいかわからない」
これは、ほとんどすべての人が最初にぶつかる壁です。
とはいえ、特別なネタや資格がなくても、
あなたの経験や想いが“読む人の力”になることはたくさんあります。
よくある誤解に、「出版するには資格や肩書きが必要なんじゃないか」というものがあります。
しかし、Kindle出版では資格よりも“実体験”が重視されます。
たとえば、育児のこと、転職のこと、失敗から学んだこと——
それを「自分の言葉」で書くことで、
同じような経験をしている人にとって大きな支えになるのです。
それでは、テーマの見つけ方を3つの視点からご紹介します。
視点1:過去の自分に向けてKindle出版する
「当時の自分に、こんなことを教えてあげたかった」
そんな経験、ありませんか?
たとえば──
- 初めてフリーランスになったときの不安
- 仕事と育児の両立で悩んでいたころ
- 親の介護に直面していたあの時期
過去の自分を読者に見立てて書くことで、
自然に「伝えるべきこと」が浮かび上がります。
●自分に問いかけてみましょう:
- あのとき、一番つらかったことは?
- 未来の自分に、今どんなことを伝えたい?
視点2:人に聞かれることをKindle出版のテーマに
「どうやって始めたの?」「そのやり方、教えて!」
そんな風に聞かれること、ありませんか?
それは、すでに“求められている情報”です。
自分にとっては当たり前でも、他の人には貴重なノウハウだったりします。
たとえば:
- 副業を始めたときのステップ
- 子どもの学校選びの考え方
- 料理の時短テクニック
● ヒント:
- 最近、友人や同僚に質問されたことは?
- よく「それ詳しいね」と言われる話題は何?

視点3:情熱を込めて語れることを書く
誰に頼まれたわけでもないのに、つい語ってしまうテーマ。
それは、あなたの中にある“伝えたい情熱”かもしれません。
情熱がこもった文章は、読者の心を動かします。
「好き」が詰まったテーマこそ、書き続ける原動力になります。
たとえば:
- 推し活の魅力を語りたい!
- 自分なりの整理収納ルールがある!
- 好きな町や旅先について書きたい!
● 自分に問いかけてみましょう:
- 人に話し始めると止まらない話題は?
- 誰に届けたい気持ちなのか?
書くテーマは“正解探し”ではなく“読者との対話”
テーマ探しに正解はありません。
大切なのは、「誰に届けたいか」を考えることです。
読み手との対話を意識すれば、
あなたの中にある経験や感情が自然と文章になります。
そして、資格も実績も必要ありません。
必要なのは、あなたの人生からにじみ出る“言葉”です。
次回予告:構成で迷わないために
次回は、実際にどんな構成で本を書けばいいのか、
「目次の作り方」や「章立てのヒント」をお届けします。
あなたの本は、きっと誰かの背中を押す一冊になります。
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