迷ったときの決め方
第6回 迷いながら決めていくしかない

迷ったとき、動いてから気持ちが変わることがある

バイクに乗る前は、少し面倒だと思うことがあります。

準備をして、着替えて、エンジンをかけて、走り出す。
そこまでが、少し面倒です。

朝の散歩も同じです。

今日はやめておこうかな。
まだ少し眠いな。
外に出るのが面倒だな。

そんなふうに思う日があります。

でも不思議なことに、バイクに乗って、
「乗らない方がよかった」
と思ったことは一度もありません。

朝の散歩も、思い切って歩き出すと、たいてい気持ちがよくなります。

この記事では、迷ったときの決め方として、
迷いが消えてから動くのではなく、
少し動いたあとに迷いが小さくなることがある
という考え方を整理します。


迷っている時間が一番しんどいことがある

何かをする前は、いろいろ考えます。

  • 面倒だな
  • 疲れているな
  • やめておこうかな
  • でも行った方がいいかな

考えている間は、頭の中が忙しくなります。

でも実際には、動き出した途端に、考える量が減ることがあります。

バイクなら、走り出したら道を見る。
散歩なら、歩き出したら景色を見る。

身体が動き始めると、頭の中の迷いが少し静かになります。


迷ったときは、決めてから動くとは限らない

私たちはつい、
「気持ちが整ってから動こう」
と思いがちです。

でも現実には、気持ちが整うのを待っているうちに、どんどん動けなくなることがあります。

だから時には、
決めてから動くのではなく、少し動いてから決める
くらいでいいのかもしれません。

少し歩いてみる。
少し出かけてみる。
少し返事をしてみる。

そのあとで、
「やっぱり今日はここまででいい」
と決めてもいいのです。


迷いがあるままでも始めていい

それだけ真剣に考えているということでもあります。

迷いがあることは、悪いことではありません。

ただ、迷いを完全になくしてから動こうとすると、いつまでも始められないことがあります。

完璧に納得していなくても、少しだけ動いてみる。

すると、動いた先で分かることがあります。

  • 思ったより平気だった
  • やってみたら気持ちが軽くなった
  • やっぱり違うと分かった

どれも、動いたから分かることです。


このシリーズで見てきたこと

このシリーズでは、迷ったときの心の動きを見てきました。

第1回では、人はなぜ決められないのかを考えました。

第2回では、正解を探すほど動けなくなることを整理しました。

第3回では、楽しみな予定ほど疲れてしまうことを扱いました。

第4回では、「後で返そう」が重たくなることを見ました。

第5回では、「決めないまま」が頭に残り続けることを整理しました。

どれも共通しているのは、
迷いそのものより、迷い続ける状態が人を疲れさせる
ということです。


迷いながら決めていくしかない

迷わず決められる人にならなくてもいいのだと思います。

迷いながら、少し動いて、その都度、決め直していく。

人生の選択は、一度で正解を出すものばかりではありません。

やってみて、違ったら少し戻る。
進んでみて、合わなければ調整する。

そのくらいの方が、現実には合っていることもあります。


迷ったときの決め方|まとめ

迷ったとき、無理にすぐ答えを出さなくてもいい。

でも、ずっと頭の中だけで考えていると、迷いは大きくなっていきます。

だからこそ、
少しだけ動いてみる。

バイクに乗る。
散歩に出る。
返事をする。
予定をひとつ決める。

小さく動いたあとに、気持ちが変わることがあります。

迷いがなくなったから動くのではなく、
動いたから迷いが小さくなることもある。

このくらいの軽さで、これからも選んでいけたらいいのだと思います。


今回の判断基準

迷いが消えてからではなく、少し動いてから考える


関連記事

・第1回:人はなぜ決められないのか
https://orbague.com/mayotta-kimekata-01/

・第2回:正解を探すほど動けなくなる
https://orbague.com/mayotta-kimekata-02/

・第3回:楽しみな予定ほど疲れてしまうことがある
https://orbague.com/mayotta-kimekata-03/

・第4回:「後で返そう」が重たくなる
https://orbague.com/mayotta-kimekata-04/

・第5回:「決めないまま」が頭に残り続ける
https://orbague.com/mayotta-kimekata-05/


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