
滑り止め入学金の納入で揺れる保護者の方へ
2月。私立大学の合格発表が続き、国公立前期試験を目前に控える時期です。
この20万円、もし本命に受かったら無駄になるのだろうか――。
振込用紙を前に、スマートフォンで「滑り止め 入学金 返金」と検索していませんか。
今まさに迷っている保護者の方へ、この記事を書いています。
大学入試は子どもの挑戦ですが、同時に親の意思決定の連続でもあります。
滑り止めの入学金はなぜ迷うのか
私立大学の入学金は一般的に20万〜30万円前後です。
※大学・学部により差があるため、必ず募集要項をご確認ください。
本命の合否が出る前に納付期限が来るため、「支払うべきかどうか」で揺れます。
本命に合格すれば返金されないケースが多く、「損をした」と感じる可能性があります。
しかし、それは結果が出た後の感情です。
意思決定は、不確実な状況の中で行われます。
入学金は“損”なのか?4年間の学費と比較する
私立大学の4年間の学費は、文系で約400万〜500万円、理系で約550万〜650万円が一つの目安です。
入学金20万〜30万円は、その総額の一部にすぎません。
それでも高額に感じるのは、「使わない可能性があるお金」だからです。
視点を変えれば、それは次のようにも考えられます。
- 進学の選択肢を確保する費用
- 本命受験に集中するための安心料
- 親の不安を和らげるためのコスト
FPとして数字を見ると冷静になりますが、進路の現場ではこの金額が精神的な支えになっているご家庭も少なくありません。
判断のための3つの軸|感情を整理する
1. 親の不安を言語化する
「失敗させたくない」「後悔したくない」という気持ちが、判断を急がせていませんか。
まずは、自分が何を恐れているのかを書き出してみることが大切です。
2. 子どもへの信頼を確認する
第一志望への本気度。
結果を受け止める力。
どの大学でも学ぶ姿勢があるか。
親がすべてを守るのか、一部を委ねるのか。
ここはお金の問題以上に重要です。
3. どの後悔なら受け入れられるか
- 支払って本命合格 → 「もったいなかった」
- 支払わず不合格 → 「あの時払えばよかった」
未来は選べませんが、後悔の質は選べます。
正直に言えば、私も揺れました
頭では計算できます。
しかし心は、計算どおりには動きません。
迷っているということは、それだけ真剣に子どもの未来を考えている証です。
子どもを守ろうとして出した決断は、間違いではありません。
数年後、この日の迷いもきっと静かな思い出になります。
今は揺れていい。
揺れながら決めた選択は、きっとあなたの家族の力になります。
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