子どもや孫にどう想いを託す?
お金だけじゃない“贈り物”|教育・住宅・子育て支援と想いの贈り物【2024年改正対応】


はじめに

「子や孫に、一体いくらまでなら贈与できるんだろう?」「税金がかかるって聞いたけど、どうすればいいの?」──こんな不安を抱える方は少なくありません。

実際、あるクライアントさんからも「娘が家を買うんだけど、少し手助けしてあげたいんです。でも、そのお金がかえって税金の負担にならないか心配で…」という相談を受けたことがあります。お金を渡すだけではなく、未来の安心をどう託すか──それが本当のテーマなのです。

このテーマは誰にとっても身近です。家族を思う気持ちがある限り、誰もが直面する大切な選択だからです。

今回は、教育資金・住宅資金・子育て資金の制度を踏まえつつ、FPとして、そして同じ親・祖父母として「お金だけじゃない贈り物」について考えてみたいと思います。


1. 知っているだけで1,000万円が非課税に?制度は“想いを届ける武器”

「知らなかった」で損をするのは簡単。でも「知っている」だけで、大切な家族の未来を守れることがあります。知るだけで、数百万円〜1,000万円もの非課税メリットを得られることもあります。

たとえば、住宅購入のタイミングで両親から支援を受けたAさん。非課税枠を使ったことで、同じ援助額でも税金ゼロで済み、安心して新生活をスタートできました。

お金を渡す方法の代表は「非課税贈与の特例」です。

  • 教育資金の一括贈与(最大1,500万円、受贈者30歳未満、2026年3月まで)
  • 住宅取得資金の贈与(最大1,000万円、受贈者18歳以上、2026年12月まで)
  • 結婚・子育て資金の一括贈与(最大1,000万円、受贈者18歳以上50歳未満、2027年3月まで)

ただし「期限」「要件」「証明書類」を見落とすと、せっかくの想いが課税対象になってしまうこともあります。


2. 心の贈り物

「思い出の中で一番残るのは、モノではなく“誰と一緒にいたか”でした。」

あるおばあちゃんは、孫の入学祝いに手紙を添えました。
「勉強でつまずいたときは、この手紙を思い出してね。」──その言葉は、大人になった孫が転職で悩んだときにも心を支え、「おばあちゃんも、たくさん挑戦してきたんだ」と勇気をもらえたそうです。

  • 手紙に託す想い:「大切にしてきた生き方」「乗り越えた経験」
  • 時間を共有すること:旅行や食事、一緒に過ごす思い出
  • 価値観を伝えること:「お金の使い方」「人との関わり方」「挑戦する心」

お金は使えばなくなりますが、想いは形を変えて受け継がれていきます。


3. よくある失敗と落とし穴

せっかくの贈り物が“争いの種”になるのを、私は何度も見てきました。」

たとえば、兄弟の一人にだけまとまった援助をしてしまったケース。本人には善意でも、後に「不公平だ」と感じた他の兄弟との間に溝が生まれてしまいました。その後、親は施設に入所。兄弟は完全絶縁状態です。

  • 💸 お金だけ渡し、子が使い道に迷ってしまう
  • ⚖️ 兄弟姉妹の間で「気持ちのすれ違い」から争いが生まれる
  • 📄 書類や証拠を残さず、制度をうまく使えなかった

お金と一緒に「なぜ贈ったのか」という想いを伝えることで、こうした誤解はぐっと減らせます。


まとめ|未来を一緒に冒険するために

「未来への贈り物は、資産だけでなく“心の地図”です。」

贈与や相続の制度は、あくまで“道具”。
本当に託したいのは「安心」「価値観」「生き方」そのものです。

子や孫が未来を安心して冒険できるように、今日から小さな一歩を踏み出してみませんか?


このブログを読んで「うちの場合はどうなるんだろう?」「具体的に何をすればいいの?」と少しでも感じた方は、ぜひお気軽にご相談ください。

有限会社オールバーグでは、資産状況だけでなく、お子様やお孫様への“本当の想い”をじっくりお伺いします。数字だけでは見えない家族の絆を守るお手伝いをさせてください。

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miwa
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