
【50代からの生き方とお金リデザイン】
第5回 人生後半の「楽しむ力」を育てる
― 心を満たす習慣が、未来の安心をつくる ―
50代は“楽しむこと”が後回しになりやすい
50代に入ると、仕事・家族・健康・お金…人生のあらゆる領域の“調整役”を担うことが増えます。その結果、
- 自分の楽しみが後回しになる
- つい我慢が習慣化する
- 「喜び」を感じるセンサーが鈍くなる
- 楽しむことに罪悪感さえ覚える
そんな状態に気づく人も少なくありません。
しかし、50代こそ「楽しむ力」を意識的に育てるべき時期。 楽しむ力は、メンタルの安定・健康寿命・人間関係・収入など、人生のほぼ全領域に影響を与える“基礎体力”になります。
人生後半の豊かさは、努力よりも「日々の小さな楽しみ」をどれだけ持てるかで決まる。
今回は、50代からの楽しむ力の育て方を、心・人間関係・お金の3つの視点で整理していきます。
50代 楽しむ力
STEP1:心のセンサーを取り戻す「小さな歓びの習慣」
楽しむ力の最初のステップは、“小さな気分の良さを拾う”習慣をつくること。
▼おすすめの小さな習慣
- 朝いちばんに深呼吸を3回
- 花や植物に触れる
- お気に入りの飲み物をゆっくり味わう
- 短い散歩を日課にする
- 一つだけ「今日の楽しみ」を決めておく
これは単なる“癒し”ではありません。小さな楽しみは脳の幸福ホルモン(セロトニン)を整え、心のベースラインを安定させる科学的効果があります。
人生後半の楽しさ
STEP2:人間関係を“軽く・温かく”整える
50代は、人間関係の質が人生の満足度を大きく左右する年代です。
▼手放してよい関係
- 合わないのに義理で続けている関係
- 会った後に疲れてしまう相手
- お互らの人生を消耗させるつながり
▼育てたい関係
- 話すと元気になれる相手
- お互いの時間を大切にできる関係
- 一緒に成長できるつながり
人間関係が整うと、自分の時間が戻り、人生に新しい楽しみが入りやすくなります。
50代 お金の楽しみ方
STEP3:お金の“使いどころ”を変える
50代からは、お金を減らすだけでなく「満足度の高い使い方」にシフトすることが大切。
▼心が満たされる使い方の例
- 自分の学び・健康への投資
- 好奇心を育てる経験
- 人生の思い出になるもの
- 少し贅沢な時間
- 心から好きな人への贈り物
節約以上に重要なのは、「どこに使うと人生が豊かになるのか」を知ることです。
お金は“貯める”だけではなく、“未来を明るくする道具”として使える。
人生の再設計
STEP4:好奇心を育てる「新しい挑戦」を一つだけ

楽しむ力は挑戦と強く結びついています。とはいえ、大きな挑戦は必要ありません。
私は、一人でも楽しめるバイクの免許を取得しました。
▼50代から始めやすい“小さな挑戦”
- 月2回の習いごと
- 新しい散歩コース
- 小さな副業
- 作ったものを誰かに届ける
- 少し背伸びした場所に出向く
- 興味のある分野の講座や本
好奇心は、50代以降の脳の若返りにも直結します。
新しい行動が、人生の景色を変えていく。
公的支援の活用
STEP5:楽しむ人生の基盤づくりに使えるサービス
楽しむ力を育てるためにも公的サービスは役立ちます。
▼活用できるサービス
- 生涯学習講座(自治体):趣味・健康・文化を安価で学べる
- 公共職業訓練(JEED):好奇心からの“学び直し”にも使える
- 地域コミュニティセンター:生きがいを育てる仲間づくりに最適
公的支援は「挑戦のハードルを下げる道具」として最強です。
まとめ
楽しむ力は“自分を大切に扱う力”でもある
50代からの人生は、努力よりも**“楽しみの総量”**が未来を明るくします。
- 小さな楽しみを日常に
- 心地よい人間関係を育てる
- お金の使い方を選び直す
- 好奇心と挑戦をひとつだけ
- 公的支援を味方にする
人生後半を豊かにするのは、自分を大切に扱うという習慣そのもの。
次回はシリーズ最終回、**「50代からの人生デザインを完成させるステップ」**をお届けします。
人生後半を「整える・選び直す」ための全6回で構成しています。
・第1回:お金と生き方の整え方|50代からのリスタート
・第2回:キャリアの棚卸しと「これからの私」
・第3回:お金と心を軽くする“手放すリスト”
・第4回:新しい収入と生きがいのつくり方
・第5回:人生後半の「楽しむ力」を育てる
・第6回(最終回):50代からの人生デザインを完成させる
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