【要注意】奨学金が突然ストップ!?支給停止・廃止の理由とリスクと

奨学金が「あるから安心」は本当?

大学や専門学校に進学して、ようやく前期試験が終わった──
「夏休みだ!やっと遊べる!」と心が弾むこの時期。

でも、奨学金が支給停止や廃止になる可能性があること、ご存じですか?

上級学校に進んだということは、もう"義務教育ではない"ということ。
勉強の成果を評価され、その結果によっては奨学金が止まることもあるという現実を、知っておくべきです。

「奨学金があるから、安心して学校に通える」

そう思っていませんか?でも、それは“真剣に学ぶ意思”を持ち続けてこそ成り立つ安心です。
それは、“真剣に学ぶ意思”を持つ学生への支援です。

もし、成績が悪い・授業に出ない・休学や留年を繰り返す——そんな状態なら、奨学金は突然、止まります。

そして最悪の場合、これまで受け取った奨学金を一括返還しなければならないことも。

今回は、その「支給停止」や「廃止」がどういうことか、そして知らなかったでは済まされないリスクについて、しっかりお伝えします。


支給停止と廃止の違い

日本学生支援機構(JASSO)の奨学金には、2つの重大なペナルティがあります。

  • 支給停止:一時的にストップ。でも、挽回すれば復活の可能性あり
  • 廃止:もう終わり。受給資格が消え、二度と戻ってきません

「停止」と「廃止」は、天と地ほどの差があります。

特に怖いのは「廃止」——その裏にある“お金の爆弾”に注意してください。


奨学金が「廃止」される具体的ケース

1. 成績不振や出席不良による留年

「どうせ何とかなる」と油断していませんか?

JASSOは、定期的にあなたの学業成績や出席状況を厳しくチェックしています。

たとえば、次のような条件に該当すると、「警告」や「廃止」の対象になります。

  • 修得単位数が前年度の標準単位数の5割未満(例:標準30単位→15単位未満)
  • 出席率が60%未満の授業が複数ある
  • GPA(成績評価値)が2.3未満(※目安)
  • 進級や卒業が困難と大学が判断した場合

大学では年1回(年度末)、短大や専門学校では年2回(学期末)に「適格認定」が行われ、条件に満たなければ支給停止や廃止となります。

適格認定の結果は、学校のポータルサイトや紙で通知されることが多く、「警告」→「廃止」の流れになるケースと、初回で即「廃止」になるケースがあります。必ず通知内容を確認しましょう。

2. 自主的な留年や長期休学

「勉強したいから留年」「資格を取りたいから休学」——理由は立派でも、JASSOにとってはNG。

学籍が“通常進行”から外れた時点で、支給資格を失います。

また、休学中は原則として支給停止。休学の理由や期間によっては廃止になる場合もあります。

3. 海外留学中の休学

「留学」は素晴らしい経験ですが、休学扱いになると支給停止に。

たとえば語学留学や私費による短期滞在が休学となるケースでは、在籍していても奨学金の支給が止まります。

事前に学校へ相談し、制度をよく確認しましょう。

4. 退学

言うまでもなく、退学した時点で奨学金は即「廃止」

退学届けの提出と同時に支給停止・廃止の手続きが進みます。


支給停止・廃止がもたらすリスク

「今までの分は返さなくていいでしょ?」と思っているなら、それは大間違いです。

給付型奨学金

  • 学業不振や不正などによって受給資格を失った場合、返還命令が出ることがあります
  • これまでに支給された奨学金の全額または一部を返す義務が生じます

貸与型奨学金

  • 月5万円×24ヶ月=120万円
  • 「廃止」されれば、一括で払ってくださいと通知が届く可能性も

〇通常は卒業後から返還が始まる奨学金も、廃止によって「即返還」になることがあります

 これが家計に大きな負担となるのです


返還が難しい時はどうする?

JASSOには救済制度もあります。

  • 返還期限猶予制度:失業・病気などで返還が困難な場合、最大10年間返還を猶予
  • 減額返還制度:収入に応じて月々の返還額を減らすことが可能(申請制)

ただし、**原則は一括返還。**救済を受けるには、正しく手続きする必要があります。


よくある質問(Q&A)

Q:休学したら自動で止まるの?
A:原則として支給停止になります。復学後に支給再開の申請が必要です。

Q:自主的に辞退はできる?
A:はい。申し出により奨学金を辞退することは可能です。

Q:返還免除の制度はある?
A:特に成績優秀者や災害被災者などに対して、条件付きで返還免除制度があります。詳細はJASSOに確認してください。

Q:保護者の年収が支給中に上がったらどうなる?
A:

  • 給付型奨学金では、年に1回「家計の確認」が行われ、収入が基準を超えると翌年度から支給が停止・廃止になる可能性があります。
  • 一方、貸与型奨学金では支給中に収入が上がっても原則として影響はありませんが、新たに申し込む場合は再審査があります。

まとめ:奨学金は“責任ある支援”であることを忘れずに

奨学金は、あなたの未来を支えるための制度です。

でも、それは努力する意思がある人だけに与えられるもの。

「もらえるから安心」ではなく、「もらう資格があるように行動する」ことが大切です。

親子で今一度、こう問い直してみてください:

なぜ、奨学金が必要なのか?
そのために、今やるべきことは何か?

気づいた時が、まだ間に合う時です。

新しい記事を追加しました。   支給停止された奨学金は復活できる?


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